活性酸素とその利用について教えて下さい。

活性酸素は、大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称です。一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)、ヒドロキシルラジカル(OHラジカル)、過酸化水素、一重項酸素の4種類とされます。また、スーパーオキシドとヒドロキシルラジカルはフリーラジカルに区別されています。フリーラジカル、特にヒドロキシルラジカルは地球上で最も酸化反応が高く、基本的に地球上の有機物はすべて分解することが出来ます。

生物は酸素を取り込んで生命を維持する方法を選んだことで、同時に大きな問題を背負うことになりました。活性酸素です。活性酸素は、人間にとって老化やがん化、病気の原因とされる物質なのです。酸素を取り込んで酸化することで大きなエネルギーを得ていますが、同時に多量の活性酸素も発生しています。生物は体内で今までこの問題と戦い続けてきましたし、現代医学もこの問題に取り組んでいます。ポリフェノールが健康に良いといわれるのは、この活性酸素の中和能力が高いからです。

しかし、最近環境の分野においてこの活性酸素(特にヒドロキシルラジカル)が注目されています。先進国では河川や湖は次第にきれいになっていますが、水中のCODがジワリと高くなる傾向にあります。その理由は、今までは廃棄されたものが河川に流れ込んだ場合、在来の水中にいる微生物によって分解されて、問題は起こりませんでした。しかし、最近人間が作り出した微生物が分解できない物質(難分解物質)が増えて、河川等のCOD数値が上がってきているのです。それらのほとんどが発がん物質で、問題はその河川・湖から飲料用の水を取水していることです。

この難分解物質を分解できるのは活性酸素しかないということで、今、活性酸素を大量に発生させ、それによって効率的に難分解物質を処理する技術が、世界中で研究されています。


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Q&A集(一覧)

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廃棄物は産業廃棄物だけではなく一般廃棄物もあります。一般廃棄物の場合、分別を確実にしているのは日本だけで、中国・アジア各国では埋立てが出来なくなりつつあるにもかかわらず、分別も進んでいない状態で、一般廃棄物(生ゴミ)の山の中を換金できるものを探している子供の写真をよく目にします。WEF技術開発では分別せずに処理できる技術を開発していないのですか?