2018/7/20

滋賀県水草等対策技術開発支援事業に採択されました。

 この事業は、琵琶湖に大量繁茂する水草および生育面積を拡大する侵略的外来水生植物の対策を推進するため、滋賀県が、広く企業等から水草の除去や繁茂抑制方法についての新たな技術を募集し、審査会により採択したものについて、補助金を交付することで新技術等の開発支援を行うことを目的としています。

 事業のイメージ下記になります。

 弊社は長年取り組んでいます活性空気処理機「α-Gaia」によるオオカナダモ等の処理とその農業利用に加えて、今回、オオバナミズキンバイ(侵略的外来水生植物)の効果的な処分技術開発に取り組みます(部分)。
 すなわち、現在オオバナミズキンバイは焼却処分されていますが、下記の大きな問題があります。

 ・高額な運送費用
 ・高含水物焼却にかかる大量のエネルギー
 ・高含水物焼却時に発生する大気汚染問題

活性空気処理では1時間余りで水草の細胞壁をカットすることが出来るため、短時間で処分が可能となります。
また、コンパクトな装置ですので、水揚げをする漁港ごとに設置したり、トラックに載せての移動処理も可能になります。





 オオバナミズキンバイは繁殖力が非常に旺盛な水生植物で、ヨーロッパやアメリカで、水上や水中で繁茂し、他の植物の生育を阻害するなど侵略的な外来植物となっている。 琵琶湖南湖の赤井湾地区では、2009 年12 月に約142 ㎡の生育が確認され、2012 年12月には約22,435 ㎡と、3年間で約160 倍の面積に分布を拡大し、南湖のほぼ全域にまで広がった。

海外では、船の航行の障害となるとともに、水中の溶存酸素が減少することにより魚が死滅し、漁業に悪影響を及ぼしている。また、船の航行、釣り、観光、水管理に悪影響を及ぼしている。スコットランドでは、水流や排水網の障害となり、洪水の危険性を増加させている。